2017.09.28 / newseventsbook

〈種子島宇宙センター〉無料! 施設案内ツアー

1日に3回運行しているこのツアー。970万平方メートルもの敷地をバスでめぐり、1時間15分かけて、自由見学だと中には入れないスポットを案内してくれます。

《POINT1≫ロケットガレージ

たくさんの展示の中でも目玉はH-Ⅱロケット7号機。全長50メートル、重量260トン。これと同じロケットが宇宙へ飛んでいくと思うとすごい技術だなあと圧倒されます。

H-Ⅱロケットは、日本が約10年かけて初めて全段自主開発した、純国産の液体燃料ロケット。平成6年から5年の間に7機がうちあげられ、この7号機は打ち上げが中止されたとのことでここに展示されています。

↑ こんなこともガイドさんが丁寧に説明してくれ、質問にも対応してくれるのでよーっく分かります。写真撮影もOK。

エンジンや発射固定台、移動発射台の運搬台車(ドーリー)のタイヤ、打ち上げで使用した後の回収品なども、現物を間近で見ることができます。

興奮冷めやらぬまま、大型ロケット発射場へ。ロケットの組立て~点検・整備、打ち上げまで行っている場所です。

《POINT2≫大型ロケット組み立て棟

2機同時に整備ができる棟。撮影時は扉はしまっていましたが、引き戸式に開き、ロケットが見えることもあるそう。整備されたロケットは写真両端の道をゆっくり移動し、第1射点・第2射点へ移動するんだとか。第1射点の写真がこちら ↓

第1射点……日本の主力ロケットH-ⅡAロケットの打ち上げ射点として使用/第2射点……日本最大のロケットH-ⅡBロケットの打ち上げ射点として使用

↓ 写真左=大型ロケット組立棟に格納されたH-IIAロケット31号機 写真提供:JAXA / 写真右=H-IIBロケット6号機 機体移動 写真提供:三菱重工/JAXA

 

《POINT3≫総合指令棟(RCC)

天候ほか情報がこの管制室に集まり、打ち上げの最終可否判断が下される。「この場所、ニュースで見たことある」って人いるんじゃないでしょうか? 「打ち上げ成功!」のニュースが流れるとき、この場所でスタッフさん達が喜ぶ様子が撮影映像として流れるんだそう。

打ち上げ後も、ロケットが安全に飛行しているか追尾している。

《ツアー情報≫

◆運行時間:1便=11:00~12:15 2便=13:30~14:45 3便=15:30~16:45 ※基本、予約制。当日空きがある場合、ツアー開始30分前まで申込みOK※

◆所要時間:1時間15分  ◆料金:無料

◆運休日:毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日)・8月は原則無休

年末年始(12/29~1/1)※その他、ロケット打ち上げや宇宙センター内作業、天候などにより運休あり

◆アクセス:http://fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima/access.html#visit_access

~~種子島宇宙センター以外にも、施設見学OKの場所は全国あちこちに~~

JAXA各事業所・展示施設情報はこちら → http://fanfun.jaxa.jp/visit/ 君の住んでる場所に近いところはどこかな? 宇宙航空開発の現場に直接触れてみよう!

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この記事を書いた人

あすとれ編集部
編集長・春瀬(編集・ライター兼キャリアカウンセラー)と、ライターさん、就労前世代のモニターバイトさんから成る編集部です。拠点は大阪市内。「こんな記事が読みたい」などリクエスト募集中!