2021.07.11 / newseventsbook

課題図書平和⑩サンドイッチクラブ

読書感想文コンクールに今年もチャレンジするぞというみんなへ。今年の課題図書について紹介します。

☆『サンドイッチクラブ』はこんな人におススメ☆

 

塾通いをしている / 中学受験を考えている / 戦争・平和について考えている / サンドアート・砂像に興味がある / 変わりたいと思う / やりたいことを探し中

 

主人公の珠子はパン屋さんの娘で物作りが上手く、親から愛情を受けて育っています。

小学校6年生のいま、中学受験のためにダブル塾通いをする日々で「砂かけババア」ヒカルに出会って、秘密のクラブ活動を始めます。

といっても「ババア」ではなくて珠子と同じ6年生女子です。

ただ、強烈な個性の持ち主で、珠子がこれまでに出会ったことのないタイプです。成績は塾でもトップクラス、夢は「戦争をなくすため、アメリカ大統領になること」。

強そうに見えて、もろい面もありそうなヒカルと、主人公の珠子。

育ってきた家庭環境も性格もまるで違う二人が、砂で作り上げる「サンドアート」に夢中になりながら、互いを受け入れ刺激しあって成長していきます。

たくさんの気づきや成長が感じられる点、印象的な言葉がたくさん散りばめられている点、そして中学受験の話だけではなく、砂像の話、ヒカルが祖母から聞いた戦争のこと、ミサイルへの恐怖、貧富の差などいろんなテーマがつまっていて、とてもよみごたえのある物語です。

◆本について 『サンドイッチクラブ』 著:長江優子 出版社: 岩波書店 1,650円

この記事を書いた人

あすとれ編集部
編集長・春瀬(編集・ライター兼キャリアカウンセラー)と、ライターさん、就労前世代のモニターバイトさんから成る編集部です。拠点は大阪市内。「こんな記事が読みたい」などリクエスト募集中!