2019.12.14 / communication

communication⑮説明会などで質問の手が挙がるコツ

学校でもバイト先でも家でも、コミュニケーションって大事。「こんな時どうすればいいんだろう?」と迷うポイントを、ビジネスマナー&コミュニケーションに詳しいゆうこ先生がアドバイス。

CASE⑮説明会などで質問の手が挙がるコツ

大学生男子二年の声: 就活の説明会でもそうですが「何でも質問してください」との言葉には、あまり質問があがらない、しーんとなると思います。自分がサークルなどで説明をした後に「何でも質問してください」に代わる言葉があればなと思うのですが、どんな言葉なら質問があがったり、場が盛り上がるでしょうか?

 

ゆうこ先生のアドバイス:自分が説明をしたときに誰からも質問の手が挙がらないと辛いですね。

前回の記事(集まりの場で緊張をほぐすワザ)でも紹介したのですが、1-2-Gの法則はとても有効です。

「ここまでの説明で何か質問したいことや確認したいことはありませんか?
では、まずは30秒間考えてみてください。(ピピピ!)
では、いま考えたことをお近くの人とペアかトリオで話してみてください。(ピピピ!)
では、質問が出たチームは? どちらか代表の方が発表してくださいね」のように段階を踏むと、たくさん意見が出てくることが多いですよ。

また、例を挙げるという方法も効果的です。
「何か質問はありますか?
例えば、前回の説明会では『◯◯◯』という質問や『△△△』についての確認もありました。小さなことでも何でもいいですよー」などと、イメージがつくようなヒントを出すと、ハードルが下がって手が挙げやすくなります。

質問してくれた人には、「ありがとうございます! 聞いてくれて助かりました」などとプラスの返事をすると、次の人も質問しやすくなります。

それでも手が挙がらなければ、無理にプレッシャーを感じる必要はありません。
「ご質問はないようなので、早めに終わりますね。全員の前では聞きにくいこともあるでしょうから、気になることがある人は終了後に声をかけてくださいね」と締めれば、とても配慮のある対応です。

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ