2019.12.16 / manners-about-money

奨学金ってどんなもの?①

以前、「高校以降の学費はいくらぐらい?」という記事で高校以降の学費についてお話をしました。大学や専門学校に行くにはお金がかかることをお伝えしましたが、何百万円も準備をすることはとても大変で、家族にお願いしにくい人もいることでしょう。そんなときに使える奨学金について、今日はお話をします。

数ある奨学金の中では日本学生支援機構の制度が最も代表的です。この奨学金には2種類あって卒業してから返さなくてもいい①給付型と、返さなければならない②貸与型があります。

大学や専門学校に入るときに利用したい場合は、高校3年生の5月頃に事前申し込みの手続きが必要になりますので、学校からの連絡はしっかり聞いておいてくださいね。

①給付型

ご家庭の収入が少ない人を対象に、まずは大学・専門学校などの授業料無償化の手続きを行い、足りない部分を借りるという形になります。授業料無償化の手続きは入学後の学校で行うことになりますので、進学するときにその制度が使えるかどうかを良く調べておきましょう。そのうえで不足する分を、高校在学中に奨学金申し込みをしておくわけです。

収入の条件が合わない人は、無償の制度や給付型の奨学金が使えませんので、貸与型の奨学金を利用することになります。申し込みには保証人が必要ですが、お願いできない場合は、制度保証といって保証会社に手数料を払うことで代用できます。

②貸与型

貸与型には無利子と有利子の2種類があります。

・無利子のものは、文字通り利息がかからないので、借りた金額を卒業後に返済することとなりますが誰でも申請できるわけではありません。収入・所得と世帯人数を考慮した、奨学金申込みの家計基準の目安があり、高校の成績が優秀であることも貸与の条件となっています。

・有利子の場合は、今年度でしたら0.01~0.05%の利息を、返済時、借りたお金に上乗せして返すこととなります。金利は世の中の状況によって変化しますのでこの先、上がることもありますから注意してくださいね。

次回も奨学金のお話です。返済方法、そのほかの奨学金についてお話しますね。奨学金ってどんなもの?②はこちら

この記事を書いた人

植田 香代子
1級ファイナンシャルプランニング技能士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント。 大学での授業、新入社員向けの研修、ひとり親の就業相談などの現場で、マネーとキャリアの両面からサポートを行っている。 マネーとキャリアの相談室