2021.03.27 / career-job-hunting

オンライン説明会でも会社の雰囲気をつかむには

就活のオンライン化により、今まで以上に「企業研究が甘い」と言われるようになりました。結果、入社後に想定していた雰囲気と違い、「こんなハズでは……」と、早期退職につなることが懸念されています。

それでは、オンライン就活で「会社の雰囲気を知る」にはどうすればいいのでしょうか?

①オンラインOB・OG訪問
オンラインという特性を生かし、遠方に勤務している社員さん(海外勤務の社員ともやり取りできる)など、出来るだけたくさんの社員さんとオンラインで話をしましょう。対面だと会いに行ける距離が制限されたり、社員側も往復の時間がロスになりますが、オンラインだと「10分だけ」など、短時間でも可能となります。

OB・OGがいなくても、「若手で営業担当の社員」「産休から戻っている女性社員」「海外勤務経験のある社員」など、条件をしぼって社員さんを紹介してもらい、話してみましょう。
②採用担当社員やOB・OG訪問した社員に社内を映してもらう
もちろん、許可が出ることが前提ですが、事務所内や工場内を撮影してもらいオンラインで見せてもらうのも手です。ZOOMなどで繋げて、社員さんのスマホで社内をリアルタイムで映してもらうと、バーチャル会社訪問になります。職場内が難しければ、ランチ時にZOOMで参加させてもらってバーチャルランチをしてみるのもありです。
③別の日に会社に行ってみよう
説明会がオンラインであっても、会社の本社や支店・店舗にリアルで見に行くということはできます。事務所見学や工場見学をお願いすると対応してくれる会社もあります。

店舗展開している会社であれば、複数の店舗を回ってみましょう。仕事の邪魔にならない程度に、そこのスタッフさんに就活生だと言って、少し話を聞いてみるのもありです。

また、事務所や工場の中に入れなくても、外から見るだけでもわかること(駐車場の車や自転車の並べ方、工場周りの整備やごみの有無など)があります。
オンラインだからとあきらめずに、あらゆる手を使って、会社や社員との接点をたくさんもって、会社の雰囲気を知ることをやってみましようね。

この記事を書いた人

濵口 桂
Co-en代表。大学や企業などで『産業トレンド・業界動向・企業研究』をテーマに、非常勤講師として授業・講座などを行う。ファシリテーションやコーチング、キャリアカウンセラーのスキルを応用した、絵本やブロック、各種カードを使ったワークプログラムも実施。『日本昔話村シリーズ』と銘打ったオリジナルのワークツールの開発も行っている。 FBページインスタ(絵本の紹介)