2019.12.30 / career-job-hunting

career⑮目標の設定

学生時代の中でも就職活動に取り組む期間は、自分を磨いて成長するチャンスです。

大切なことは、これからどのように生きるかです。

頭の中に描いた理想の生き方、働き方のイメージを実現するために、4つの要素を整理してアクションプランを作ってみましょう。

ⒸMY CAREER 2017

例えば、すでに世界トップクラスの電子部品メーカーに就職して活躍している教え子は、GROWモデルでこんな風に意志決定しました。参考にしながら、あなたも自分のGROWモデルを書き出して見ましょう。

【G:なりたい自分】
世界の問題解決に貢献できる仕事がしたい。
部活も、ゆるくて楽なチームよりも厳しくてもレベルが高いチームで仲間と一緒にがんばるのが好きだった。自分にとって働くとは、成長すること。

【R:今の自分・資源】
強みは行動力とスピード。効率よく成果を上げるために動くのは得意。
世界を相手にビジネスができるほどの英語力はない。⇒ TOEICの猛勉強を開始。
業種・業界・企業研究にも弱い。会社を知らない。⇒ 部活のOB/OGや大学の教授、キャリアセンターにお願いいして情報収集をスタート。

【O:選択肢の発見】
初めはホテルかエアラインだと思っていたが、視野が狭かった。
世界の問題解決なら、日本はモノづくりが強い。自動車、電子機器、医療機器、食品など幅広く見てみよう。
⇒ この時点で電子部品(センサー)の会社を候補に挙げた。

【W:意志決定】
自分の強みである「効率よく仕事を進める力」を活かすなら、営業や企画業務が向いていると考えた。
業界はあまり絞り過ぎず、海外に輸出が多いグローバル企業を中心に、オフィスワーカーとして応募。
目の付け所が良いと面接官に気に入ってもらい、世界No.1の技術力を持つ優良企業に入社!

★上の表はこちらからダウンロードできます actionplanPDF

 

調べることや考えることは大切ですが、それだけでは未来は開けません。行動なきところに結果は生まれないのです。ある程度の情報を集めて大まかな希望が見えてきたら、次回の「就活準備チェックリスト」を参考に行動を起こしましょう。迷ったり不安になったときにはひとりで抱え込まず、家族や友人、先生やキャリアカウンセラーに積極的に相談することも大切です。あなたの周りには思うよりもたくさんの味方がいるものです。

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ