2019.12.02 / communication

<おてがみ部>年賀状で「新年のあいさつ+日頃の感謝」を

今年は年賀状を書きますか?

「新年のあいさつはLINEで」という人も多いのではないでしょうか。私のまわりでも、年賀状を書かない人が増えていて、最近では個別にメッセージを送り合うというよりも、SNS上で一斉にあいさつを済ませる人も増えてきたように感じています。

私は今年も書きます。というのも、年賀状が年末年始の楽しみの一つになっているからです。

この1年に出会った人のことを思い出したり、いただいた年賀状を読み返しながら一人ひとりの顔を思い浮かべたり。長いおつきあいの人であれば、出会った日までさかのぼって思い出して、こうして今もつながっていることを嬉しく思います。また、届いた年賀状を見るのも楽しいです。

年賀状は、新年のあいさつだけではなく、日頃の感謝や改めて気持ちを伝える機会になるなあと思っています。

年賀はがきでも、年賀メール、ライン、SNSでもいいですから、「あけましておめでとう!」「今年もよろしく」だけではなく、ちょっぴり内容を膨らませた年賀状を書いてみませんか?

基本的な年賀状の主な内容は以下になります。
①新年を祝うメッセージ
「謹賀新年」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」「明けましておめでとうございます」など、新年を祝う言葉を書きます。

②相手に向けて日ごろの感謝やお礼を伝える
「昨年はお世話になりました」「昨年もありがとうございました」など、昨年お世話になったことへの感謝やお礼を伝えましょう。特に印象に残っている具体的なエピソードを添えるのもいいですね。

③引き続きのお付き合いを願う
「今年もよろしくお願いいたします」「今年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします」など、新年も「よろしくお願いします」という気持ちを伝えます。

④相手の健康や幸せ、活躍などを願う
「寒い日が続いていますので、ご自愛くださいね」「今年も充実した一年になりますように」など、相手のことを想った言葉を書いて結びとします。

久しぶりの相手に対してなら、「最近こんなことをしている」「こんなことにはまっている」など、自分の近況をプラスするといいですね。

年賀状は1月1日から7日までに届くように送ります。「年末年始は忙しくて書けなかった!」「7日までに間に合わない」という場合は、「明けましておめでとうございます」のかわりに「寒中お見舞い申し上げます」として、「寒中見舞い」として送るのもいいですよ。

この記事を書いた人

小森利絵 
「おてがみ部」主宰 編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして人物インタビューをメインに活動。「お手紙×コミュニケーション」をテーマに、「おてがみ部」をはじめ、お手紙イベントも展開している。個人オフィス・えんを描くのホームページはこちら