2019.12.11 / communication

communication⑫バイト時給UPの交渉術

学校でもバイト先でも家でも、コミュニケーションって大事。「こんな時どうすればいいんだろう?」と迷うポイントを、ビジネスマナー&コミュニケーションに詳しいゆうこ先生がアドバイス。

CASE⑫バイトの時給を上げて欲しい。そんな時の頼み方

大学二年生男子の声:今のバイト先は高校時代から働き、4年近く勤めています。時給を上げてもらいたいのですが、どういう風に聞けばよいものでしょうか?

 

ゆうこ先生のアドバイス:学生アルバイトも長く続けて難しい仕事を任されるようになれば立派な戦力。がんばりや貢献度に応じて時給を上げてもらいたいと思うのは当然の心理ですね。相手の事情も考えながら上手に交渉できるといいですね。

学生さんに限らず日本人は全般的に「お金のことでガツガツしてると思われたくない」「交渉後に関係性がギクシャクしたら困る」と悩む人が多いようです。

でも大丈夫! タイミングと言い方を気を付ければ、けっして失礼なことではありません。不満を抱えて文句を言ったり、感情的になっていきなり辞めてしまったりするよりも、ずっと立派な行動だと思いますよ。以下の点に気を付けて相談してみましょう。

POINT①声をかけるタイミング
仕事が忙しいタイミングを避けて、休憩時間などに切り出してみましょう。
「アルバイトの時給のことでご相談があるのですが、いまお時間いいですか?」と尋ねる姿勢なら話しかけやすいですね。
時給交渉のチャンスは他にもあります。例えば「もう少しシフトを増やしてくれる?」「新人が入るから指導よろしくね」などと、レベルアップの話題が出たときや学年が上がるときなども言い出しやすいですね。

POINT②交渉術
当然ながら不平不満をぶつけるような言い方はタブ―です。
「時給が安すぎる」「友だちの方が高い」などではなく、自分の貢献度がしっかり伝わるように具体的な情報を伝えて交渉しましょう。
例えば、「お世話になってから◯年◯か月が経ちました。開店準備や新人教育も任せてもらえるようになったので、少し時給アップを考えてもらえませんか? こちらのお店では何かルールがありますか?」のようにです。この業務ができるようになったら50円上がるなどの具体的な目標ができれば、アルバイトのやる気もアップしますね。ルールがないなら、一緒に相談して作るのもおすすめの方法です。

POINT③人と比べない
単純に友だちのアルバイトの時給と比べて一喜一憂しないでくださいね。
仕事の報酬(給料やアルバイトの時給のこと)は業界や場所、働く時間帯によって相場が違います。一般的には、都心の繁華街にあるお酒を飲むような飲食店なら高めですが、郊外のカフェや商店での昼間の仕事なら低めです。
勉強や部活の合間に無理なく働ける環境であるとか、将来につながる仕事経験が積めているとか、人間関係がいいとか、プライスレスな価値もあります。高ければいいと思うのではなく、「これくらいは欲しい」という目標金額を決めておくのが、上手なアルバイトとの付き合い方だと思います。

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ