2019.10.10 / manners-about-moneyabroad

ひとり暮らしのお金っていくらかかるの?

「ひとり暮らし、したいなあ」そんな憧れを持つ方も多いことでしょう。

お部屋を借りて、家電やベッドなどの家具を買って、お引越しをして……と、引越し時の一時的な出費の費用計算も重要ですが、毎日の生活にかかるお金について考えることも大切です。

今回は「一人暮らしの家計あれこれ」について紹介しますね。一人で暮らしていくためにどんなお金がかかるかを考えてみましょう。

①家賃

住む場所や建物の新しさなどによってずいぶん違います。

一人暮らしの目安として、1Kの家賃を考えてみると、東京23区⇒約8万円~、大阪府⇒約6万円、福岡県・北海道⇒4万円台など、地域により大きく差があります。※1K……キッチンスペースと、部屋との間に仕切があるタイプの部屋。仕切がない場合「1R」と呼びます※

社会人の場合、「手取り額の三分の一」をひとつの基準にすると良いかと思います。

契約時に銀行口座引き落としの手続きをして、毎月月末に翌月のお家賃を払うというルールが多いですね。

②水道光熱費

電気代、ガス代、水道代のことです。

毎日の生活に欠かせないものですが、実家暮らしをしていると、こういうものにお金がかかっているという意識はあまりないかもしれませんね。

エアコンをよく使う夏場・冬場など、季節によって金額は変わりますが、平均すると7,000円~1万円くらいかかりそうです。

支払方法は、何もしなければ自宅に請求書が届くので、コンビニなどで振込みをしなくてはなりません。ついつい支払うことを忘れてしまうことが続くと電気やガスを止められてしまうことがあります。家賃と同じように口座から引き落とせるように手続きをしておきましょう。

③通信費

スマホ代やインターネット回線の費用ですね。

スマホ代は、実家暮らしでも自分で払っている方なら把握されているかもしれませんね。格安ならば3,000円前後、キャリア系だと倍以上かかることもありますね。

インターネットは、ポケットWiFiとも呼ばれるモバイル回線であれば月3,000円~。

合計で6,000円~1万円ほどでしょうか。

④食費(外食費含む)

スーパーなどで買ったお米や野菜やお肉など、家に帰る途中で買ったコンビニのお弁当、仕事や学校でのお昼に食べるランチ代、おやつ代がこれに含まれます。

1日1,000円とすると1ヵ月3万円ほどになりますね。

⑤日用品

食費以外の日常的に支払うもの、たとえばトイレットペーパーやシャンプーなどです。2,000~3,000円程に抑えられると良いですね。

 

以上①~⑤は毎月必ず使うもので、どんなに節約してもゼロにはできないお金です。

 

他に、こんな出費も考えておきましょう。

⑥被服費

仕事や学校に来ていく洋服、下着、靴など。人によって毎月必ず買うものではなく、「2~3カ月に1度まとめてお買いもの」という方も多いかもしれませんね。1ヵ月あたりいくらの出費になるか、考えてみるとよいかと思います。

⑦理容・美容費

美容院代、化粧品代など。これも人により2カ月に1度など頻度はそれぞれかと思います。1ヵ月あたりの出費を計算してみましょう。

⑧自身のお小遣い

友達とご飯を食べに行く、成人している場合は飲みに行くときのお金や趣味に使う分として考えましょう。毎月自由になるお金として「月●円」と、決めておきたいですね。

 

一人暮らしをして1ヵ月にかかるお金をざっくりと考えてみました。

実際にいくらかかるのかということを分かっておくと、貯蓄計画もたてられるようになりますので、お小遣い帳くらいの感じでかまいませんから「何にいくら使ったのか」を記録しておきましょう。最近はスマホで簡単に記録できる家計簿アプリなどもありますので使ってみてくださいね。

この記事を書いた人

植田 香代子
1級ファイナンシャルプランニング技能士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント。 大学での授業、新入社員向けの研修、ひとり親の就業相談などの現場で、マネーとキャリアの両面からサポートを行っている。 マネーとキャリアの相談室