2017.07.30 / interview

注目あつまるプログラミング。実際に働いている人はどんな人?

中・高生男子がいま、憧れるお仕事がプログラマー。今回は、こどもたちにプログラミングを教える先生にインタビューしてきました。

春瀬アイコン

昔からコンピュータとか好きだったんですか?
どんな子どもだったんでしょうか?

後藤アイコン

美術や工作、そして「何か作ること」が大好きな子どもでしたね。
造形や、粘土での焼き物も好きで学校に残ってたり。「縄文土器を作ろう!」ってときには模様に凝ったり。
❝こだわるところが職人気質だなあ❞って周りから言われる、そんな子どもでしたね。

後藤アイコン

コンピュータ系でいえば、小学校4年生になった頃、家族のパソコンを使ってホームページも作り始めたんですよ。中学1年生の時には遂にサイトが完成しました!

美術や工作が得意だったから、自分で描いた絵や小説も載せて、来てくれた人が交流できる掲示版にしたんですよ。

春瀬アイコン

じゃあ子どもの頃から今の仕事をやろうって思ってたんですか?

後藤アイコン

中学生の頃、サイトをアップした時はまだ「こういうことを仕事に」とは思ってませんでしたね。大学卒業後、いったんインテリア系の会社に就職したんですよ。

春瀬アイコン

そうだったんですね。それから転職して、プログラミングの先生になろうと思った理由は何だったんですか?

後藤アイコン

中学時代の塾の先生がユニークで人間味あふれてて「先生が好きだから、習う英語もおもしろい」って思えたんですね。
「僕も誰かの役に立ちたい」って塾の先生を選んで、大学時代のアルバイトも含めるといろんな科目を教えてきました。

後藤アイコン

今、プログラミングに特化して教えているのは、僕自身❝プログラミングが好きだ!❞ってこと、❝これからの時代に必要なものだ❞って思いがあるからですね。

春瀬アイコン

プログラミングが話題になっているのってここ数年ですよね。当時、後藤先生はどうやってプログラミングを学んだんですか?

後藤アイコン

民間のパソコンスクールも半年通って勉強したんですけど、基本は独学ですね。
「こういうものを作りたい」って目的ができるたびに「こういうことを覚えればいいんだ」って手段を探してトライしてきました。

春瀬アイコン

なるほど。好きだからこそ、トライして試行錯誤して今に至るんですね。今の仕事のやりがいってどんなことですか?

後藤アイコン

プログラミングが完成したときの子どもの笑顔を見るのが一番のやりがいですね。「できた~!」って、すごく喜んでるのが分かるんですよ。

後藤アイコン

こないだできなかったことができるようになったり、すぐに「先生!」って呼んで聞いてたのが、聞く前にまず自分で考えようって姿勢に変わっていったり。そんな成長を見ていると嬉しくなりますね。

春瀬アイコン

逆に大変なことってありますか?

後藤アイコン

人って興味を持つ部分がそれぞれ違いますよね。来てくれた子ども達に、興味を持って楽しく続けてもらいたいから「この子はどんなところに興味があるかな」って探って提案することをいつも心がけてるんですが、その部分が一番難しいですね。

春瀬アイコン

なるほど。一人一人の個性を大切に接してるんですね。❝プログラミングを学ぶとこんないいことあるよ!❞ってあれば教えてくれますか?

後藤アイコン

そうですね。ひとつは「自分で考える力が身につく」ってことですね。
プログラミングは「自分で作らないと進まない」もの。だから自分で考える力がついていくし、積極的にもなっていきます。

後藤アイコン

もうひとつは「社会人の基礎力がつく」ってことですね。
プログラミングができる → 「自分で考えて形にできる人だな」って思ってもらえるから、就職活動の時にも人事の方から「おお!」ってなるよって考えてますね。

後藤アイコン

プログラミングってすぐできるものじゃない。「ん? おかしいな?」ってチェックしての繰り返し。その過程で社会人の基礎力が身につけられると僕は考えてますね。

春瀬アイコン

なるほど、そういういいことがあるんですね。今の子ども達に向けて、何かメッセージがあればお願いします。

後藤アイコン

「留学してみて」って言葉でしょうか。

後藤アイコン

学校はとても大事な場所だけれど、学校の中だけだと、幅広い視野が持てないなと振り返ってみると感じるんです。僕はスペインに留学したんですが日本にはない考え方にふれ刺激を受け、特に学びの面で変わったなって思いますね。

後藤アイコン

日本って、受け身の学びが多いじゃないですか。
向こうの学生さんは違うんです。受け身じゃない、分からないことがあれば徹底的に聞くんです。
❝お金を払って学びにきてるんだぞ!❞ってハングリー精神や積極性をすごく感じて、その体験が僕の今に活きていますね。

後藤アイコン

子ども達にも、納得するまで調べて欲しい、取り組んでほしい……教える立場として日々、そんなことを願ってるんですよ。

そんな後藤先生が教えている教室はこちらです↓↓

【教室名】アンズテック

【住所】大阪府大阪市天王寺区上汐3-8-2 プラスビル511

【URL】https://ands-tech.com/

★無料体験申込みはこちら★  https://ands-tech.com/trial

 

~~東大阪の教室はこちら↓↓~~

【教室名】サツキパソコン教室

【住所】大阪府東大阪市日下町4-3-5日下ビル3F

【URL】http://satuki-pc.com/

春瀬アイコン

どんな教室作りをされているんでしょうか?

後藤アイコン

教えている教室のひとつ、「アンズテック」は子ども達にとっての❝クリエイションの場❞になればって思ってます。
ゲームから始めて、webアプリケーション、HTMLでサイト作りとかね。『こんなことしてみたらおもしろいかな』ってチャレンジできる教室なんですよ。

春瀬アイコン

最後に、後藤先生の将来の夢を教えてください。

後藤アイコン

「人の心に残る人間になりたいなあ」……それが夢ですね。今も昔も変わらない思い・夢です。
子ども達が成長した時に「あんな先生がいたなあ」って思ってもらえたら嬉しいですね。

後藤アイコン

僕が英語の先生を好きになって「英語っておもしろいな」って思ったように❝誰かを通じて何かを好きになる❞ことってある。僕の存在でプログラミングがおもしろいとか思ってもらえたら嬉しいですよね。

春瀬アイコン

後藤先生、ありがとうございました!

【プロフィール】

1987年9月生まれ。帝塚山大学卒業。大学時代から塾の講師を務め、のべ数百人の生徒をみてきた講師歴10年のベテラン。小学生の頃に当時出始めたばかりのインターネットに触れてホームページづくりを行う。最近は主にパソコンの基本操作からScratchでのプログラミングを行っている。

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この記事を書いた人