2021.03.10 / career-job-hunting

オンラインGDのコツ

オンラインの学び&活用術~就活編⑤

会社説明会や面接、インターシップなどがオンライン化する中、GD(グループディスカッション)に関しては、実施する企業側がブレイクアウトルームなどの機能に慣れておらず、それほど多くは実施されていませんでした。しかし、コロナ下での採用活動も2年目となり、次第に企業側もオンライン採用で「オンラインGD」を実施する企業が出てきています。

「オンラインGD」は、対面(リアル)のGDと比べ、コミュニケーションが非常に取りにくくなります。本来、GDは主に「コミュニケーション力」を評価するために実施されています。「オンラインGD」においては、オンラインに慣れているか否かで就活生のコミュニケーション力の発揮に大きな差がでてきています。

評価の大きな決め手になる「コミュニケーション力」。では、オンラインGDでコミュニケーション力を発揮するにはどうすればいいのでしょうか? ここでは3つのポイントについてお伝えしていきます。

ポイント①発言のタイミングがかぶらないようにする
⇒ リアルと違い、他の学生と同じ空間にいないため、オンラインGDでは同時に発言することが多く発生してしまいます。これを防ぐためには、必ず発言する時には〝挙手をして〟「◎◎(自分の名前)話します!」と言ってください。

視覚的に他のメンバーに伝えるために、声だけではなく「挙手」という動作を見せることがポイントです。話し終わったら「以上です」ということも忘れないようにしてください。
ポイント②発言の後に「問いかけ」を入れる
⇒ 特にオンラインGDでは、画面を通じて参加することで「客観視してしまう・自分が参画している意識が低い」ことが多く、発言をした後に沈黙が出やすくなります。これを防ぐために、発言した後に「私の意見は以上ですが、皆さんはいかがですか?」という問いかけを入れてみてください。

これにより、他のメンバーが続けて話しやすくなります。また、自分が話している途中に〝うなずいたり、首を傾げたりする〟メンバーがいたら、その人の名前を読んで「◎◎さんはいかがですか?」と投げてみてもいいかもしれません。
ポイント③メモを共有の手段として上手く使う
⇒ 書記役のメンバーだけではなく、全員がメモを取ることをおすすめします。議論が煮詰まったり、沈黙が続いたりした時に、メモを画面超しに見せて、そこまでの議論内容を確認・共有したり、自分が発言する時に、メモにキーワードを書いて話すことはとても有効です。

 

オンラインでは、視覚情報での発信・共有の機会を増やしてコミュニケーションを補完していきましょう。

この記事を書いた人

濵口 桂
Co-en代表。大学や企業などで『産業トレンド・業界動向・企業研究』をテーマに、非常勤講師として授業・講座などを行う。ファシリテーションやコーチング、キャリアカウンセラーのスキルを応用した、絵本やブロック、各種カードを使ったワークプログラムも実施。『日本昔話村シリーズ』と銘打ったオリジナルのワークツールの開発も行っている。 FBページインスタ(絵本の紹介)