オンライン学習は何で学ぶ? 将来に必要なスキルは?
Q.「スマホしか使わないため、パソコンのタイピングがあまりできない大学生も最近は多い」と聞きました。オンライン学習をやるなら、タイピングの練習もかねて、スマホやタブレットよりもパソコンの方がよいでしょうか? 5年後、10年後も、今のようにパソコンは仕事に必須でタイピングはやはり必要なのでしょうか?
~プログラミング教室・学習サイト・職業体験事業をオンラインで展開する播磨がお答えします~
A.オンライン学習については、パソコン・スマホ・タブレット、どれでもOKです。「使いやすいものを使う」考えで良いでしょう。
スマホの特徴はなんと言っても、場所を問わず利用できる点です。お風呂でもトイレでも電車の移動中でも、隙間時間を有効活用できるトコロが良いですね。学習専用アプリも充実していますので、スマホやタブレットでも十分にオンライン学習は可能です。
次に、5年後、10年後の仕事について考えてみましょう。「パソコンやタイピングが仕事に必要かどうか」というのは、職種によるのでなんとも言えませんが、これからの時代に必要な素養はほぼ決まっています。それは「プログラミング思考」です。
プログラミング思考とは「自分の考えをどのようにプログラミングで表現できるかを考えることのできるチカラ」です。
なぜこのチカラが必要なのでしょうか。最近では、パターン化されたお仕事はスマホやタブレットで置き換わることが多くなってきました。たとえば、レジが無人化されたり、飲食店での注文が卓上のタブレットに変わってきています。アメリカや中国では無人のレストランや無人のスーパーマーケットも登場しています。
これらの仕組みをつくっているのはプログラミングをはじめとしたテクノロジーの力です。そして、このような仕組みを「どうすれば実際に作ることができるか」を考える力が求められるようになってきています。「無人のお店を作ろう!」といった発想は、まだ生まれて間もない考えなので、経験者がほとんど誰もおらず貴重な存在になっています。
実際にプログラミングでコードが書けなくても「考える力」は養うことができます。これがタイピングよりも未来に求められるスキルです。学びの中で「考える力」をぜひ意識してみてください。