2019.11.09 / manners-about-money

お給料から引かれる税金②

前回、お給料から税金(所得税、住民税)を納めることはお伝えしました。今回は、「①なぜ税金を払わないといけないのか」「②アルバイトだと税金はひかれない?」についても考えてみましょう。

①なぜ税金を払わないといけないのか

私たちの暮らしは、お金を払わなくても受けられるサービスに守られています。

例えば病気や事故で救急車を呼んだ場合、サイレンを鳴らしながら駆けつけてくれて治療をしてくれる病院を探して運んでくれます。救急車の中で応急処置をしてもらえることもありますがすべて無料でしてもらえることです。

消防や警察のサービスもそうですね。義務教育で公立の小学校・中学校は授業料の負担なく勉強できますし、日々歩く道路も税金で整備されます。

こんなふうに市町村や国が無料でしてくれるサービスは税金で行われているのです。私たちは、サービスを受ける権利がある代わりに、それを支える税金を納める義務があるのです。自分が働いて得たお給料から税金を納めることで、行政を支えているといっても大げさではないのです。

こんな風に、受けているサービスを改めて振り返ってみると、税金を納める意義も感じられるのではないでしょうか。

②アルバイトだと税金はひかれない?

学生のアルバイトでも、例えば夏休み中にガッツリ働いたなどで、一年の給与の合計が103万円を超えると所得税や住民税がかかります。「お給料から引かれる税金①」で少し触れましたが、所得税を計算する元の一つにお給料の額がありますので、1ヵ月のアルバイト代が一定以上になると所得税がかかるのです。

ただ、あくまで「仮にかかっている」という状態ですので、1年分の所得額で再計算をしたときに、夏休み月以外は額が少なくて本当は納めなくてもよかった、ということがあります。その場合、バイト先で「年末調整」をしてもらえれば、仮に払った税金は返ってきます。

バイト先で「年末調整」をしてもらえない場合は、自分で「確定申告」をすれば還付してもらえます。「カクテイシンコク」と聞くととても大変そうな印象がありますが、それほど難しい手続きではないので、またいつかお話をさせてもらいますね。

この記事を書いた人

植田 香代子
1級ファイナンシャルプランニング技能士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント。 大学での授業、新入社員向けの研修、ひとり親の就業相談などの現場で、マネーとキャリアの両面からサポートを行っている。 マネーとキャリアの相談室