2019.05.09 / manners-about-moneyabroad

南フランスの子ども達②

「グローバル化」という言葉をよく耳にする時代。世界の子ども達は何に興味を持ち、どんなことを考えているんだろう? 大阪~南フランスを行き来する女性経営者がフランスの子ども達にインタビュー。後編です。

~バイト・おこづかい事情について聞いてみた!~

こんにちは! 大阪・弁天町でサーカススクールを経営しているイッコです。大阪と南フランスを行ったり来たりしています。今回のフランス滞在中、フランスの10代がどんな風に考えて人生を生きているのか、日本の10代からの質問をベースに今回はおこづかい・バイトなどについてインタビューをしてみました。

『おこづかいやお年玉とかはもらうの? 何に使うの?』

→ マクドナルドに行く! あと、こっちは❝フレンチケバブ❞というのがあって、もともと中東の料理ケバブをフランス流にアレンジしているものがあるんだ。美味しいよ~!

トルティーヤという皮にいろんなものを包んで食べるんだ! チーズとかミート、野菜の種類を選べるんだよ。あとはKFCもあるし、バーガーキングとかかな。タバコを買って、ファストフードでご飯を食べる!

『日本だと、友達や彼氏彼女、家族への誕生日プレゼントを買う人も多いみたい』

→ プレゼントはあんまり買わないな~。20ユーロ(=2506円 ※2019年4月24日時点)くらいだから、やっぱりファストフードとビール! 10ユーロでタコスを食べてビールを飲むんだ。仲間とおしゃべりして、最高の時間!

パーティーやソーシャライズをすることが楽しいということでしょうね。今回、聞かせてもらったのは、サーカス一家に育った子ども達&そのお友達なので、仲間と過ごすことが好きなようです。

『みんなは自分で稼いでいる? どんなバイトをしているの?』

→ スーパーマーケットでアルバイトしたり、建築関係の仕事を内緒でしたりするよ。16歳以下の場合はね。16歳以上になったら正式に働いていいことになってるけど、その前はキャッシュインハンド!

→ こっちでは「高校生でも働きながら学校に行ける」という制度があって、そうやっている子もいるよ。農場とか、小さなブランドの店とか、工事現場、金属の加工の仕事なんかをアルバイトでするかな、この辺では。18歳以下は、私立でなければ学費は無料なんだ。18歳になったら働かないと。

あとは職業訓練校があるよ。僕は、職業訓練校(高校)で、半日は大工の仕事(家具作り)を学んで、午後は雪山でスキーのインストラクターになる勉強をしていたんだ。

20歳になった今は、映画のセットデザインや舞台の大道具の仕事をしている。夏はイベントの打ち上げ花火の倉庫で働いて、今はパリでルイヴィトンのセット作りをしているよ。

→ お金持ちの子ども達は親からお金をもらっていると思うよ~。うちは、親がサーカスアーティストだからテント立てるの手伝ったりするけど、もらわないんだ。親の仕事はやってもお金はもらわない。親から、お金をもらったら家賃払わないといけないしね。

『いつから大人だと思う? 南フランスでは何を区切りに独立・独り立ちするのかな? いつから周囲から大人と認められるのかな?』

→うーん。20歳~25歳かな。いや、30歳の人もいるかもね~(笑)。家を出て自立したら大人かな。なら、僕はもう自立しているよ、だいぶ前から一人暮らしをしているんだ。日本と同じだろうね。一人暮らしをしたら大人!

『最後に、日本の子ども達にメッセージを!』

→ あまり考えすぎないで! 自分を変えようとしなくていいと思う。リラックスして、望む人生が君たちのところにやってくるのを待っていて。今やっていることを楽しもうぜ~!

→ フランス人も日本人も同じだと思うよ。僕たちに会いに来てね~‼”

 

「日本のアニメ大好きだよ~!」と、片言の日本語を話してくれた子もいました。

フランス人は日本が大好き。とくに若者たちは、日本のアニメの大ファンで、家にコミック本があったり、駅の構内に日本のアニメのポスターが貼られていたり! わたしたち日本人は世界に誇れるアニメの文化を持っているんだなぁと、誇らしげな気持ちになりながらガラガラとスーツケースとベビーカーを押していきました。

大阪から20時間のフライトを終え、パリの空港に到着した時も、駅でわたしの目に飛び込んできたものはなんと! ドラゴンボール! なのでした。

今回答えてくれたのは20歳から23歳の男の子たち。南フランスの人口200人の村からお届けしました。

(↓ 家の近くの風景)

この記事を書いた人

Ikuko Tanikawa
サーカススクール「いくらサーカス」オーナー&サーカスママ。大学在学中から、フィットネス・ ヨガ講師として働き、インドネシアで空中ブランコアーティストとして勤務。オーストラリア国立サーカス大学にてサーカスアーツ学位取得。エアリアリスト(空中演技者) としてショーに出演、国内外でエアリアルティシューなどを指導。パフォーマーとして活躍後、いくらサーカスを起ち上げる。 いくらサーカス