2019.03.21 / communication

<おてがみ部> 1年後の自分にお手紙を書こう!

学年末、卒業、入学、進級、新学期、新生活など、3月から4月にかけてさまざまな変化が起きますね。そんな節目の季節に、過去1年を振り返り、未来に思いを馳せる「1年後の自分宛のお手紙」を書いてみませんか?

1年の出来事を一つひとつ思い出していくと、「こんなことをしたのも、まだこの1年のことなんだ!」とびっくりしたり、自分の頑張りが見えて「なかなか頑張っているなあ」と思えたり、「こんなことをしたい」「あんなことをしたい」と期待がさらに膨らんだり。

不安な気持ちも、自分の中だけで抱えていたらしんどくなってしまいますが、お手紙に書いて出すことで、気持ちを手離せ、少し楽になれるかもしれません。

いきなり「1年後の自分へ」といっても難しいと思うので、私が3年前から実践している方法を紹介します。

(1)白紙に、1年間の思い出や自分の気持ちを整理するための質問項目をいくつか書き出した「ワークシート」を作成します。

たとえば、

◎2018年4月~2019年3月の思い出

◎今の自分をイメージして浮かぶ言葉

◎今、好きなこと・嫌いなこと

◎今、もやもやしていること

◎1年後の自分、「こうなっていたらいいな」という妄想

◎1年後の自分に聞いてみたいこと

……など

ワークシートができたら、質問に答えていきます。「言葉で綴るアルバム」みたいなイメージで、箇条書きでいいので、具体的に書くことがオススメです。

(2)ワークシートに記入できたら、それとは別に、便箋に自由にお手紙を書きます。「ワークシート」という思い出や気持ちをちりばめたものはすでにありますので、お手紙には思いつくまま、書き綴るのでいいと思います。

(3)封筒にワークシートとお手紙を入れて封を閉じ、引き出しなどにしまっておきます。1年後の今頃(お手紙を書いた時期あたり)に取り出して読みます。

書いて、外に出したことは意外と忘れてしまっているので、1年後、とても新鮮な気持ちで1年前の自分からのお手紙を受け取ることができます。3年、5年・・・と積み重ねて、振り返るのも楽しいのではないかなあと思いますよ!

この記事を書いた人

小森利絵 
「おてがみ部」主宰 編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして人物インタビューをメインに活動。「お手紙×コミュニケーション」をテーマに、「おてがみ部」をはじめ、お手紙イベントも展開している。個人オフィス・えんを描くのホームページはこちら