2019.01.07 / industory

商品の使い方は、消費者に聞け!?

学校~家を往復する毎日だと入ってくる情報が限られることも多い。産業トレンドに精通したプロの記事を読むことで知らなかった世界がみえてくるかも。「社会に興味を持つきっかけに」と、今回おススメする記事がこちら。

 

商品の使い方は、消費者に聞け!?

ロフトで売れている商品「フリカキックス」をご存じだろうか?

これ実は、亀田製菓の柿の種専用ふりかけ製造マシン。構想から4年の年月をかけて試行錯誤の末に開発に成功した。硬さと大きさの違う柿の種とピーナツを均一に砕くように工夫され、また、削られる粒の大きさにもこだわって、ご飯にベストマッチする粗さに設定されている。

以前から一部の柿の種ファンの間ではよく知られていた「柿のタネを叩いて潰し、ふりかけやお茶漬け、オニギリに使う」という消費者のアイデアを亀田製菓がカタチにしたもの。

商品開発時には、企画者側が消費者のニーズをくみ取ってカタチにしていくのだが、時々消費者側の想定外の使い方が話題になることがある。特にSNSによる拡散がインフラとなったこの時代、インスタ映えするネタは一気に拡散して新たな市場を創り出す。

そういえば、ガリガリ君の「コーンポタージュ味」は「電子レンジでチンしてコーンポタージュとして食べる」という消費者の逆転の発想によってSNSで大きな話題となりました。

これからの商品開発は、売り方・使い方のイノベーションが必要だということですね。

この記事を書いた人

濵口 桂
Co-en代表。大学や企業などで『産業トレンド・業界動向・企業研究』をテーマに、非常勤講師として授業・講座などを行う。ファシリテーションやコーチング、キャリアカウンセラーのスキルを応用した、絵本やブロック、各種カードを使ったワークプログラムも実施。『日本昔話村シリーズ』と銘打ったオリジナルのワークツールの開発も行っている。 FBページインスタ(絵本の紹介)