2018.06.22 / industory
未来の食には…肉がない①
学校~家を往復する毎日だと入ってくる情報が限られることも多い。産業トレンドに精通したプロの記事を読むことで知らなかった世界がみえてくるかも。「社会に興味を持つきっかけに」と、今回おススメする記事がこちら。
人口増加で変わる、未来の食事
部活帰り・塾の前など、みんながよく食べているハンバーガ―。
知っているだろうか? 牛肉を1キロ作るのに、餌としての農産物はなんと30キロ以上も必要だということを。
いま世界は飢えている。そりゃそうだ、世界の人口は急激に増えていて、もうすぐ75億人に達しようとしている。2050年には、約95億人になるという試算も出されている。
だから、世界は食糧不足になっていく。せっかく作った農産物のうち約36%が牛や豚や鶏の餌になるのなら、人間が直接、農産物を食べることで世界の食糧不足が防ぐことができるかもしれない。
でも「お肉ナシの生活なんて耐えられない」という人も多いだろう。ならば、農産物からお肉を作ればいい。
ハンバーガーの本場、米国ではすでに「疑似肉」ハンバーガーが人気となっているらしい。
植物由来のたんぱく質を使った❝ミートレスバーガー❞は、味・触感・香りなどホンモノと区別がつかない程だとか。
日本の不二製油という会社も、大豆のタンパク質からホンモノそっくりのハンバーグや牛丼など疑似肉だけではく、生クリームやチーズの開発にも成功している。
おいしくてヘルシー、そして動物を殺さなくてもいい。そんな時代がもうすぐやってくるのかもしれない。
この記事を書いた人
Co-en代表。大学や企業などで『産業トレンド・業界動向・企業研究』をテーマに、非常勤講師として授業・講座などを行う。ファシリテーションやコーチング、キャリアカウンセラーのスキルを応用した、絵本やブロック、各種カードを使ったワークプログラムも実施。『日本昔話村シリーズ』と銘打ったオリジナルのワークツールの開発も行っている。
FBページ/
インスタ(絵本の紹介)