2018.05.28 / communication

communication①バイト先の人とのSNS

学校でもバイト先でも家でも、コミュニケーションって大事。「こんな時どうすればいいんだろう?」と迷うポイントを、ビジネスマナー&コミュニケーションに詳しいゆうこ先生がアドバイス。

 

CASE①バイト先の人とのSNS

高校生の声:店長などバイト先の目上の人とLINEでやりとりするのですが、スタンプも使うし、遅い時間に送ることもあります。堅苦しく考えて仲良くなれないのも嫌なのですが、失礼になっていないかも気になります。何に気を付けたら失礼にならないでしょうか?

ゆうこ先生のアドバイス:こういった疑問への答えを考えるときには、まず「何のために?」という目的をはっきりさせてみましょう。

◆時間…夜にLINEメッセージを送る目的は何ですか? 「明日急に休まなければならなくなった」など緊急性がある用件なら、夜10時くらいまではOKでしょう。1カ月先のシフトについてなど急ぎでなければ夜は8時くらいまでと考えて、翌朝8時以降に送ったほうがいいですね。

◆スタンプ…仕事の用件をメッセージだけでなくスタンプを送る目的は何でしょう? 相手を喜ばせたいから? 気に入られたいから? 特に必要はなさそうですね。基本的な考え方としては、社員さんからスタンプがあればバイト側もスタンプで返してもいいですが、先方が使っていないならこちらも文字だけに留めるのがマナーでしょう。

スタンプにも内容や種類があるので、「ありがとうございます」のようなプラスのメッセージを敬語で表現したものなら相手を不快にさせることはないはずです。一方、「ごめんなさい」などの謝罪をスタンプで送ると不まじめな印象を与えて、十分に反省していることが伝わりません。スタンプでごまかさずに、きちんと誠意を持って伝える姿勢が大切です。

「失礼に感じていないかな」と気になったら、「私の文章は失礼ではないですか?」と率直に尋ねてみてはどうでしょうか。SNSではなく、ぜひ直接会ったときに聞いてくださいね。相手への配慮ができる若者だと感じてくださると思います。

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ