2017.11.01 / abroad

長期留学の一例~年間派遣プログラム(AFS)

10代での長期留学ってどんなものがあるんだろう? どこに住んで何を学ぶんだろう? 中学・高校生で長期間学校を休んだらどうなるんだろう? いろいろ疑問がありますよね。今回は留学生の受け入れ、派遣などを行っているAFSさんに「年間派遣プログラム」について教えてもらいました。

★「年間派遣プログラム」っていうのは……10代を対象とした、1学年間にわたる異文化生活体験プログラムです。ボランティアの受け入れ家庭(ホストファミリー)の元で滞在しながら、地域のホストスクール(公立・私立)に交換留学生として通学。異なる文化的背景を持つ人間同士で互いに理解を深めていくものです★

この「AFS年間派遣プログラム」についてQ&A形式で紹介しますね。

Q. どんな国に行けるの? 出発はいつ?

A. AFSの場合、39カ国から選ぶことができます。出発時期は、冬組=2~4月、夏組=6~10月と、国ごとにAFSが指定した日程になります。

◆冬組(2018年の場合=2~4月出発) ⇒ アルゼンチン共和国 オーストラリア連邦 コスタリカ共和国 タイ王国 チリ共和国 パナマ共和国 パラグアイ共和国 ホンジュラス共和国 マレーシア

◆夏組(2018年の場合=6~10月出発) ⇒ アイスランド共和国 アメリカ合衆国 イタリア共和国 インド インドネシア共和国 エクアドル共和国 オーストリア共和国 オランダ王国 カナダ スウェーデン王国 スペイン王国 スロバキア共和国 チェコ共和国 中華人民共和国 デンマーク王国 ノルウェー王国 ハンガリー フィリピン共和国 フィンランド共和国 フランス共和国 ベルギー王国 ボリビア多民族国 ポルトガル共和国 香港 メキシコ合衆国 ラトビア共和国 ロシア連邦

◆冬組/夏組 ⇒ スイス連邦 ドイツ連邦共和国 ブラジル連邦共和国

各国の留学情報はこちらで見ることができますよ ↓

http://www.afs.or.jp/goabroad/year-programs/countrymap/

Q. 国は選べるの?

A. はい、希望国の順位を出してもらっています。ただ、国ごとに定員がありますので、申告した希望留学先の中から、選考試験の成績に基づき配属を決めています。

Q. 期間はどれくらい?

A. 「年間派遣プログラム」の場合、1学年間になります。帰国日も指定した日程になりますので、参加生徒の都合で期間を延ばしたり短くしたりはできません。

Q. 申込みの条件はあるの?

A. 異文化体験に興味と意欲があること、応募時点で学業成績が中程度以上であること、在学校の学校長から推薦されることなどの条件があります。

Q. 英語の成績はどれくらい必要?

A. どの国でも最初のオリエンテーションは英語で実施されますので、最低限の英会話力が必要です。AFSの場合、2018年の一般選考試験にELTiSを採用していて、アメリカ留学の場合は、ELTiSで8割以上の正答率が求められます。 ※ELTiSとは……アメリカの高校の授業を受けるために必要な「聴き取り能力」「読解能力」があるかチェックする英語力判定テストです※

Q. お金はどれくらいかかる?

A. プログラム参加費として ①派遣強化国(アジア・中南米・ロシア)=120万円 ②欧州国(派遣強化国を除く・カナダ)=140万円 ③英語圏(アメリカ・オーストラリア)=160万円  ※2018年の参加価格※ 参加費に含まれないものとして「空港税や査証申請料、海外旅行傷害保険、留学中のこづかい」などがあります。

Q. 留学のための奨学金ってあるの?

A. 選考試験を通過し受入国が内定した方を対象に奨学金の申請を受け付けています。詳細はこちら → http://www.afs.or.jp/goabroad/year-programs/scholarship/

Q. 住むところは? ホームステイや寮など選べるの?

A. ホームステイです。ボランティアの家庭に滞在することになります。

Q. 1学年間、留学するなら友達より卒業が1年遅れるの?

A. 高校生の留学では「休学扱い」「留学扱い」の2種類があり、「留学扱い」の場合、申請が通れば在学校(日本)が留学体験そのものを単位として認定してくれる形になり、友達と一緒に卒業できます。帰国後の復学について、事前に担任の先生と相談しておきましょう。

Q. 単位認定してもらえる場合、日本での授業(留学中の1年分)はみな、どうやって補っているの?

A. 1年分の遅れは学校の先生のサポートを受けながら自力で学習して取り戻しているケースが多いですね。留学中に自主学習をしようと参考書などを持参するケースもあります。

Q. 英語圏以外の国へ留学する場合、その国の言語を勉強してから行っているの?

A. 英語圏以外の国へ留学する場合はオンライン講座の受講が可能です。日本で事前に語学学校へ通うケースもあります。 ※このオンライン講座である一定レベルに達することを義務付けている国もあります※

Q. 英語圏以外の国でも、言葉は通じるようになる? 生活していける?

A. 事前に多少勉強をしていく生徒さんが多いですが、現地で生活するのに十分なほどとは言えません。けれどホームステイ先で現地の人と同じように生活していくうちに、(本人の努力にもよりますが)3か月ほどで相手の言っていることがほぼ理解できるようになり、半年が経った頃には自分の意思も伝えられるようになります。

1学年の長期留学でも、単位認定制度や奨学金など、いろんなサポートがあるので心強いですね! 1学年行くのはちょっと不安……という場合、AFSさんの場合、2~4週間の「短期留学プログラム」、毎年7~8月に全国各地で「サマーキャンプ」などもありますよ。 → http://www.afs.or.jp/goabroad/

10代で大切にしたいものは人それぞれ違うと思います。「自分が今何を大事にしたいか」「将来のためにどんなことにチャレンジしたいのか」、学校の先生や留学経験者、いろんな人の話も聞いてじっくり考えてみてくださいね! 留学中や帰国直後のレポート記事はこちらから読めますよ。 → http://www.afs.or.jp/category/afs-stories/afsstory-yps/

【DATA】AFSとは……1954年に初めて8人の留学生をアメリカに派遣して以来、特定の政治・宗教に偏らず『留学・国際交流』の活動を進めてきた非営利組織です。現在では日本全国75の支部で留学生の受け入れ、派遣、各種交流活動を行っています。AFSの国際本部はニューヨーク、加盟国約60か国、交流国は100か国以上に及びます。AFSで留学できる国は英語圏に偏らず多彩で、世界規模の国際交流を目指して活動しています。

公益財団法人 AFS日本協会 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-22-14 ミツヤ虎ノ門ビル7階 URL http://www.afs.or.jp/

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この記事を書いた人

あすとれ編集部
編集長・春瀬(編集・ライター兼キャリアカウンセラー)と、ライターさん、就労前世代のモニターバイトさんから成る編集部です。拠点は大阪市内。「こんな記事が読みたい」などリクエスト募集中!