2019.12.28 / career-job-hunting

career⑪面接試験Ⅰ

今回は、面接試験について考えてみましょう。

①面接の目的

面接とは、学生にとっては「自分が満足して働ける場かどうか」を、企業にとっては「自社で成果を上げられる人材か」を見極めるための相互理解の場です。

質問の範囲は、性格や価値観などの内面を問うものから、学生時代の経験、志望動機、時事問題に対する知識など幅広く、唯一の正解があるものではありません。

十分な自己分析と企業研究を行い、コミュニケーション力を発揮することが求められます。

②代表的な面接試験の形式 

(1) グループ面接(集団面接)

複数の学生が、1人あるいは複数の面接官と面接を行う形式で、1次面接など、選考の序盤に行われることが多い面接スタイルです。

グループ面接では、細かい人物像を把握するより、第一印象を重視し、全体的な人柄や熱意を探るスタイルが一般的です。

扉を開けた瞬間から30秒が勝負!

第一印象で面接官の心をつかめるよう、明るくキビキビと行動しましょう。

(2) 個人面接

学生と面接官が1対1、あるいは学生1人に複数の面接官が対面する面接スタイルです。

グループ面接に比べると時間が長くなるため、より具体的な回答が求められます。

また最終面接などの選考の終盤では、社長や役員が面接官を務めることもあるため、企業研究に基づいた志望動機で熱意を伝える準備をして臨みましょう。

(3)プレゼンテーション面接

あらかじめ与えられたテーマに対して、決められた時間で、自分の意見や企画を面接官に発表する面接スタイルです。

自分の考えを分かりやすく説明する論理的思考力や、相手を引きつける伝え方が求められます。

プレゼンテーション後には質疑応答がある場合も多いので、念入りに準備しておきましょう。

◆次の記事(面接試験②)では面接でよくある質問を紹介します。

 

 

 

 

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ