2019.12.27 / career-job-hunting

career⑩応募書類の書き方Ⅱ

前回(応募書類の書き方①)に続き、応募書類についてです。今回は選考基準を考えてみましょう。

採用する側はどんな視点で応募書類を見ているのでしょうか。

まずは履歴書・エントリーシートに共通する大切なポイントを確認しておきましょう。

■選考基準3つのポイント

①熱意

本気で受かりたいと思えば、与えられたスペースを存分に使い、空欄なく書くはずです。

また、たとえ字が下手でも、精一杯ていねいに書くことで熱意を伝えましょう。

最も差がつくのが、「志望動機」 です。しっかり企業研究をして、やりたいことが具体的に書いてあれば、入社したいという意欲が本物だと評価されるでしょう。

②基礎的な学力

ズバリ、国語能力が見られています。小学生の作文のような文章では、仕事ができる人だとは思ってもらえません。論理的で分かりやすい文章で、簡潔に書きましょう。

また、誤字や脱字は論外です。念入りにチェックして仕上げましょう。

③人柄

「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」 などの質問で、あなたの人柄を探ろうとしています。

学生時代に何かに打ち込んだ経験のある人は、就職しても、仕事に打ち込むことができると推測することができるからです。例えば、サークルやアルバイトでリーダーシップを発揮した人は、会社でも良いリーダーになれると評価されます。

 

なお、独自のエントリーシートを作っている企業の中には、その企業特有の質問を設けていることもあります。

例えば、「あなたの魅力を自由にアピールしてください(文章・写真・イラスト・何でもOK!)」と、A4サイズの白紙の紙を渡されたり……。

みなさんなら、どう表現しますか?

そんなときこそ、「自分らしさを表現するチャンスだ!」と前向きに捉えて、自分の魅力を存分に伝えたいですね。

「採用担当者はいったい私の何を知りたくて問うているのか?」を想像力を働かせて考え、期待に応える内容に仕上げることが大切です。

そのためにも、書く力は早くから磨いておきましょう。

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ