2019.04.25 / communication

<おてがみ部>「ありがとう」を具体的に

今年の母の日は5月12日(日)、父の日は6月16日(日)です。この日、お母さんやお父さんに何かプレゼントを贈りますか?

昨年「お手紙を『母の日』『父の日』の贈り物に」という記事で、「ありがとう」という一言だけでも十分に伝わるものがありますが、具体的なエピソードをプラスすることで、お手紙単体で贈り物になるということを書きました。

今回はどのようにして「ありがとう」という気持ちを具体的にしていくのかについて紹介します。以下の(1)(2)(3)の順で考えてみてください。

(1)何が「ありがとう」なのか?
パッと思い浮かぶことはもちろん、せっかくの機会なので、お母さんやお父さんがしてくれていることを書き出してみましょう。さらに、1日~1週間かけて観察すれば、毎日の中で「当たり前」になってしまっていて見過ごしている「お母さんやお父さんがしてくれていること」に気づけると思います。(2)その中でも、「1番のありがとう」は何か?
いろいろ出てきた中で、「1番『ありがとう』と思ったこと」もしくは「『ありがとう』を今伝えたいと思ったこと」を1つだけピックアップしましょう。(3)なぜ、それが「1番のありがとう」なのか?
お母さんやお父さんのその行為や想いなどを受けて、何を感じたり思ったりしましたか? どんな気持ちになりましたか? 何を「ありがとう」と思いましたか? ・・・などについて考え、言葉にしてみましょう。(1)(2)(3)で書き出したことを、言葉を少し補足しながら清書するだけで、お手紙になります。
お母さんやお父さんのこと、お母さんやお父さんがしてくれていることを考える時間を持つことで、改めて感謝する気持ちが芽生え、お手紙に気持ちが宿るだけではなく、毎日の中でも言葉や態度、接し方に変化が出てくるのではないでしょうか。そういった変化も含めて、「母の日」「父の日」の贈り物になりますね。

この記事を書いた人

小森利絵 
「おてがみ部」主宰 編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして人物インタビューをメインに活動。「お手紙×コミュニケーション」をテーマに、「おてがみ部」をはじめ、お手紙イベントも展開している。個人オフィス・えんを描くのホームページはこちら