悪魔のおにぎり~AI・ロボットにはできない仕事
学校~家を往復する毎日だと入ってくる情報が限られることも多い。産業トレンドに精通したプロの記事を読むことで知らなかった世界がみえてくるかも。「社会に興味を持つきっかけに」と、今回おススメする記事がこちら。
悪魔のおにぎり~AI・ロボットにはできない仕事
おにぎり…それはまさに日本人のソウルフード。
若者が洋食志向になっているとはいえ、おにぎりは確実に消費されていく。それは、コンビニの商品展開を見ていてもよくわかる。各コンビニは、おにぎりの新商品を次々と出すことで、話題性と店舗売上確保を目指す。コンビニのおにぎりは、国内米生産量の約5%(中食の約30%)を占めているといわれ、日本の米消費を支えているともいえる。
そのコンビニのおにぎり市場に突然降臨したのが、ローソンの新商品『悪魔のおにぎり』である。通常は店舗ひとり当たり1日10個売れると大ヒット商品だそうだが、『悪魔のおにぎり』は、1日45個という過去に例にない売れ行きを見せているという。いったい何が起きたのか?
『悪魔のおにぎり』を買って食べてみた!!
天かす・天つゆ・青のりだけの、意外とシンプルなレシピ。悪魔的なサプライズな(トンデモ)具が入っているわけではない。食べてみる……なるほど、確かに美味しい♬ が、(個人的感想だが)悪魔レベルの圧倒的うまさ、という訳でもない。
恐らく……『悪魔のおにぎり』というネーミング。〝南極越冬隊のまかない飯で食べられている〟というストーリー性。そして、発売時に売れすぎて〝日本中から青のりが消えた〟というニュース性。
これらの複数の要因が関わりあって、『悪魔のおにぎり』が売れ続けているのだろう。
「おにぎり」という対象物に対して、〝どう意味付けするのか?〟
何かに〝意味を与える〟ことでビジネスが成立する仕事。これはAI・ロボットにはできない、ニンゲンにしか出来ない仕事として、未来に必要とされるのかもしれないですね。