2018.03.08 / industory
宇宙がビジネスの場となる時代①
学校~家を往復する毎日だと入ってくる情報が限られることも多い。産業トレンドに精通したプロの記事を読むことで知らなかった世界がみえてくるかも。「社会に興味を持つきっかけに」と、今回おススメする記事がこちら。
月へふたたび~世界の動き・有人ロケットを飛ばしていない日本
人類が月面に到着したのは1969年。それから半世紀が経過したものの月面開発はほとんど進んでいない。
それが昨年12月、トランプ大統領が「米国人宇宙飛行士を再び月に送る重要な一歩だ!」と、新たな月面有人探査計画を発表した。これをきっかけにして、宇宙開発、特に月面探査の機運が世界で高まり、ロシアやインド、そして独自に2030年頃に有人月面探査を目指している中国などが着々と準備をしている。1967年に制定された宇宙条約では「宇宙のいかなるものも国家が独占できない」としている。
ところが、米国は2015年「国家としては宇宙のものを独占できないものの、企業法人や個人がこれを主張する場合は国としてそれを認められるとする」法案を成立させ、民間企業が月などで採掘をすることは可能だとする方針を示した(上記の宇宙条約に反するのではとの声もあるが……)。
宇宙飛行士を12人も輩出したものの、自力で飛行士を宇宙へ運ぶ技術をまだ持たない日本は、宇宙ビジネスですでに周回遅れとなっている。
次回の記事では、宇宙開発に挑む日本の業界の動きを紹介していこう。 ⇒ 宇宙がビジネスの場となる時代②
この記事を書いた人
Co-en代表。大学や企業などで『産業トレンド・業界動向・企業研究』をテーマに、非常勤講師として授業・講座などを行う。ファシリテーションやコーチング、キャリアカウンセラーのスキルを応用した、絵本やブロック、各種カードを使ったワークプログラムも実施。『日本昔話村シリーズ』と銘打ったオリジナルのワークツールの開発も行っている。
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