2018.12.08 / communication

communication⑦親に話を聞いてもらえる一手

学校でもバイト先でも家でも、コミュニケーションって大事。「こんな時どうすればいいんだろう?」と迷うポイントを、ビジネスマナー&コミュニケーションに詳しいゆうこ先生がアドバイス。

 

CASE⑦話をきちんと聞いてもらえる切り出し方~家庭編

高校生の声:家で親に、これまで話していた方向性とは違う(親が希望している方向とは違う)進路希望・就職希望などを伝える時、話をちゃんと聞いてもらえそうな❝最初の一手❞が知りたいのです。

話の中身については、情報収集・プレゼン力が決め手だと思うのですが、最初にどう切り出せば「ダメ、聞かないよ」と言われないスタートが切れるでしょうか。

 

ゆうこ先生のアドバイス:親にもいろいろいるからねー。いきなり本論に入って話し続けるのではなく、いったん相手の「聞くよ」という承諾を取ってから話すテクニックがお勧めです。いくつか例を挙げてみましょう。

「お母さん、私の将来について考えていることがあります。話してみてもいい?」

「折り入ってお願いしたいことがあるの。聞いてくれる?」

「今日、晩ご飯のあとに相談があるんだけど、いい?」(伏線をはっておく)

「まじめな話なので、真剣に聞いてもらいたいんだけど、いい?」

「お父さん、出資のお願いがあります。聞いてもらえる?」

「聞いてもらえる?」→「いいよ、どんな話?」→「ありがとう。あのね~」と、承諾してもらった言葉に対して、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてから本論に入ると、いきなり敵対関係になることなく、親身になって聞いてもらいやすくなりますよ。

この記事を書いた人

千葉 裕子
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)。営業や秘書としてビジネス現場で培った実務経験、3,500件を超える個別カウンセリング実績を活かし、講師業・キャリアカウンセリング業務を展開。自ら考え行動できる「自律した人材育成」を生涯目標に掲げている。個人オフィス・マイキャリアでの活動のほか、ビジネスプラスサポートなどでも活躍中。 ビジネスサポート千葉裕子紹介ページ